勝ち残る中堅・中小企業のDX

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略語です。DXに関する知見をこのGWに増やしたいというのがありましたので、DX関係の本を読んでいます。

 

この本の中で面白い言葉がありました。

 

旧態以前とした業務を当たり前と思うことがレガシー化

 

システムが古いとかいうのではなく、行動に焦点を当てて、旧態以前の業務を何の疑問もなく使い続けることが問題だと説いています。おー、なるほどなと思いました。私自身も長年の慣習的にこの業務は変える必要がないと思い続けている業務がありますからね。業務を変えるって力がいるんですよね。

 

また、DXを進める人材像としては、IT企画人材とITサービス提供人材の2タイプが必要と説いています。IT企画人材は、ITストラテジスト、ITビジネスリーダ、ITアナリストです。ITサービス提供人材は、PM,運用マネージャ、ITアーキテクト、APエンジニア、テクニカルエンジニアです。

 

この2タイプが必要とのことですが、こういう人材像て中々いないのが現実かなと思いました。大手で余裕のあるところですとお金に目を付けて集めやすいかと思いますが、中小とかだと厳しいのかなと思います。そこでこの著者も言ってましたが、社内で育てるのが良いというのには私もそう思います。社内で人を育てること自体を業務の一環として進めていくことが今後中小では求められているのではないのでしょうか。特に中小ですと給与福利厚生の面で大手ほど出すことは難しいと思いますので、社内で育てていくのが一番コストパフォーマンスが良いと思います。

 

あと印象に残ったのが、著者がデジタルシフト戦略という本の中からの引用で下記を引用していました。

 

日本の経営者はより早く動けるイモムシを目指しているように見えるが、イモムシじゃなくて蝶にならなければだめだ。

 

うまい例えだなと思ったのとくすっとなりました。トランスフォーメーションだからイモムシじゃなくて蝶々になるということですね。